マンションで暮らしていると、気になるのが「音」のこと。
とくに上の階に住んでいると、「足音や物音が下の階に響いていないかな…」と心配になることもあるかもしれません。
多くのマンションでは、床の遮音性能を「LL40」や「LL45」といった基準で決めています。
この「LL 値」は、スプーンを落としたときのような軽い衝撃音(軽量衝撃音)を表しています。
もう一つ「LH 値」と呼ばれるのは、人がジャンプしたときのような重い衝撃音(重量衝撃音)です。
リノベーションで主に改善できるのは、軽い衝撃音のほうです。
また、今は「ΔLL(デルタエルエル)」という新しい基準も使われています。
これは、床材がどれだけ音をやわらげてくれるかを示す、より暮らしに近い目安です。

私たち関元工務店では、ΔLL で最高ランクの遮音性能をめざし、竹村工業さんの木毛セメント板を使った乾
式二重床工法を採用しています。
この方法は、床を一段高くして木毛セメント板を敷き、二重の床をつくる仕組みで、日本でもトップクラスの音
の軽減が期待できます。
その上に厚さ 30mm の吉野杉材を貼ることで、遮音性を高めるだけでなく、足触りのやわらかさや木のぬくも
りも感じられる床になります。

家の中で過ごす時間が、もっと静かで、もっとやさしいものになりますように。
音に敏感な方や、小さなお子さまのいるご家庭でも、安心して心地よく暮らせる住まいづくりを心を込めてお
手伝いしています。